七夕のデザートって「索餅(さくべい)」って言うんですが、知ってました?
まあ普通は聞いたことないですよね。
こんな風に、ねじった縄形が特徴的な揚げ菓子です。
ツイストドーナツの小さいやつみたいな感じ。
索餅(さくべい)
七夕の揚げ菓子です??
昔々、唐の国から伝わったそうです♪ pic.twitter.com/OKn6s4NWUm— kleha (@Mitumaru_0816) 2016年7月7日
七夕のお菓子、索餅って?
この見た目からはあまり想像が付きませんが、実はこの索餅は素麺のご先祖。
平安時代に当時「唐」だった中国から伝来して、最初は生で食べたり、茹でて食べたりしていたそうな。
それがだんだん細くなって素麺になったんですね。
平安時代の宮中では七夕のお供え物として索餅を食べる風習がありました。
それが現在でも七夕に素麺を食べる習慣として残っているとされています。
「そうめんの歴史」
つるっと食べられて夏にぴったりのそうめん。しかし……
そのむかし、うどんよりも太い「索餅」と呼ばれていた時代があったんだ。これは、そうめんが夏の風物詩としての地位を確立するまでの一コマ。 pic.twitter.com/HhG2a96T5f
— パンタポルタ (@phantaporta) 2018年8月13日
七夕に素麺を食べるのって、単に見た目が天の川っぽい食べ物だからで、特に歴史的な理由があるとは思ってなかったんですが、ちゃんと理由があったんですね~。
索餅は粉を練って油で揚げたシンプルなお菓子なので、家でも簡単に作れます。
作り方を紹介するので、七夕にちなんだデザートを作りたいな~という人はチャレンジしてみてください。
七夕のデザートに!索餅の作り方
ご家庭で簡単に作れる索餅レシピを紹介します。
素朴な味で、子供のおやつにもいいですよ!
索餅の材料
- 米粉または白玉粉…100g
- 小麦粉(薄力粉)…100g
- 牛乳…100ml
- 砂糖…大さじ2
- 塩…少々
索餅の作り方
- 材料をすべて混ぜあわせ、よくこねる
- 生地を10等分くらいに分けて、細長い棒状に伸ばす
- 棒状の生地をU字型に曲げて端からねじり、縄型にする
- 多めの油で両面がきつね色になるまで揚げ焼きする
とてもシンプルなお菓子なので、七夕のデザートにするならアレンジもおすすめ。
揚げ焼きにしてから砂糖やきなこをまぶしてもいいし、チョコチップを混ぜると子供が大喜びします。
粉チーズ、七味、青のり、ゴマあたりを混ぜて作ると、グリッシーニみたいなおつまみ風に。
味を何種類か作って盛り合わせると、それなりに豪華な七夕デザートになります。
索餅って通販では買えないの?
作るより買って済ませたい、という私のような人へのオマケ情報です。
「索餅 通販」で探しても何も出てこないですが、中国のお菓子「麻花(マーファー)」で検索すればたくさん出てきます。
素朴な甘さと歯が丈夫になりそうな硬さで、つい何本でもボリボリいけてしまう危険なおやつ…。
長崎では「よりより」とも呼ぶらしいですね。
作るのは面倒だけど、索餅を食べてみたいという人はお試しあれ!
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